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「夢酔独言」18

息抜き、息抜き。

ああ、珈琲が美味い(^_^)

これ終わったら、詰めの作業はいろっと。

       二丁目の廓の客

32 ある日の晩、飯が食いたくなって二丁目に入ったが、貰えるのは麦や米ばかりだった。飯を貰おうと足を伸ばしたら、曲がり角の女郎部屋で騒いでいた客が自分に向かって「お前、小僧のくせになぜ杖をついて歩いている。患ったか」と言った。「さようでございますと答えると「そうだろう。よく生きていたな。どれ、飯をやろう」と、飯や肴や色々な菜を竹の皮に包ませ、三百文をつけて自分にくれた。
 自分は地獄で地蔵に会ったようだと思って、手をついて頭を下げたら、「お前は江戸の出のようだが、本当の乞食ではなかろう。どこかの侍の子だな」と女郎に色々話して、緋縮緬の袖口がついた白地の浴衣とこん(紺?)縮緬のふんどしをくれたのが嬉しかった。
「今晩は木賃宿に泊まって、畳の上で寝るがいい」と言ってくれたので、厚く礼を言って、その日は伝馬町の横丁にある木賃宿に泊まった。それからもしばらく府中内を貰い歩き、夜になると木賃宿に泊まったが、そのうちに宿代や食事代が溜まってきた。仕方がないので着ているものを六百文で質に入れ、そうそうに宿を引き払い、残りの金を持ってまた上方へ向かった。石部までいったある日、宿外れの茶屋の横で寝ていたら、九州の秋月という大名の長持が二棹きて、茶屋で一息つくために止まった。長持の親方が二人来て同敷床几へ座って酒を飲んでいたが、やがて自分を見つけて言った。「お前、患ったな。どこへいくつもりなんだ」と言うので「上方へ行く」と言ったら「それはやめておけ。上方はよくないところだ。それより江戸に帰るといい。おれが連れて行ってやるから、まず髪月代をしろ」と髪結所に自分を連れて行った。それが終わると「そのなりでは外聞が悪い」と綺麗な浴衣に三尺手拭いをくれた。
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