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「夢酔独言」13

田舎の正月らしく、アルコール漬け

(基本的に田舎の年寄りはなんでも大量に飲み食いさせるのが最高のもてなしと思っている)

だったので、案外作業時間がとれませんでした(^_^;)

と言っても、上げられるだけの分量がないだけで

それなりにやってなくもありません(曖昧な表現w)。

近々、ぽつぽつと上げていきます。

こちらの内容的には、ぼちぼち怪しくなってくるところですなw

この段落も少し長いので、分けます。

    十四歳・出奔・乞食旅

20 十四歳の頃、「男は何をしていても一生生活できるから、上方(京都)辺りへ駆け落ち(家出?)して、そこで一生を終えよう」と思い、五月の二十八日に股引をはいて家を出た。自分は世間のことなど何も知らないので、家から持ち出した七、八両を腹に巻き付け、とりあえず品川まで道を訊きつつたどり着いたが、なんだか心細かった。
21 それからとにかく歩き続け、その日は藤沢に泊まったが、翌日早く起きて宿を出た。これからどうしようと思いながらふらふら歩いていると、町人が二人連れで後からやってきて、「どこにいく?」と自分に訊いてくるので、「あてはないが、上方にいく」と答えたら、「わしも上方まで行くから、一緒にゆけ」と言うので、自分も心細かったから、小田原まで一緒に行って泊まった。その時に「明日は関所だが、手形は持っているか」と言うので「そんなもんは知らない」と答えたら、「二百文出せ、手形を宿でもらってやる」とのことなので、言うとおりにして関所を越えた。その後も油断していなかったが、二人ともあまりに良くしてくれるので、浜松へ泊まった時に心を弛めて裸で寝てしまった。その晩、着物から腰の大小、腹にくくりつけていた金も全部盗まれてしまった。
22 朝目が覚めて枕元をみたら、なにもなくなっているので、大変驚いた。宿屋の主人に訊いたら「二人は、尾張の津島祭りに間に合わないから、先に行くので後からこい」と言って出発したというので、自分は途方に暮れて泣いていたよ。
23 亭主が言うには「それは道中のごまのはえ(胡麻の蠅?おそらく見分けがつかないことからと思われる)というものだ。わたしは連中がお前の江戸からの連れだと思っていたが、気の毒なことだ。お前の目的地はどこだったんだ?」と親身に世話を焼いてくれた。「どこというあてはないが、上方にいくつもりだ。だが、襦袢ばかりではどうしようもない。どうすればいいだろう」と嘆いていたら、亭主が柄杓を一本くれた。「この街道では、江戸っ子がそういう目に遭うことはよくある。お前も柄杓を持って、浜松城下の通行人から一文づつもらってこい」(お伊勢参りのふりをして恵んでもらえ、ということらしい)と教えてもらったので、気を取り直してそのようにした。一日方々を貰い歩いたら、米や麦が五升ばかりに、金は百二・三十文ほどになった。
 亭主がとても親切な人間で、その晩は泊めてくれた。翌日「まず伊勢へ行って、身の上を祈ってから考えるといい」と教えてくれたので、集めた米や麦を三升と銭を五十文、お礼として亭主に渡した。それからは毎日毎日乞食をして伊勢大神宮に参拝し、夜は松原や河原あるいは辻堂で寝たが、あまりにも蚊が多くて寝ることができず、ぶざまなことになったものだ。
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