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「夢酔独言」63(後)

だから更新予定は鬼門だとあれほど(ry

すいません生きてます。

このカテ前回の更新日を見て愕然としたり(^_^;)。

もう更新予定発言は止めよう…。


※拍手のお返事
  遅れてすいません。
  各章タイトルは複数の意味があったりしますので
  誰か一人のことではなかったりします。
  子に関しては…どっちでしょうw?
  エジュンに関しては「そういう噂が流れる程度に素行が悪かった」という話ですね。
  スノウ自身は自分の子だと思っているようですし
  種云々はあまり気にしていないようです。

 
 すると一同が「恐れながら、お待ち下さい」と布団のそばへ這いよったが、構わず喜三郎へ「早く打て」と言ったが平伏したままなので、「では、お前に頼まん」と言ってやったら、ようやく立って自分の後ろへ立った。
 そうすると、三・四人が喜三郎へ取り付いて「しばらくお見合わせ下さりませ。我々一同が一言申し上げることがあります」と言うので、喜三郎が「早く申し上げろ」と促すと、「先だって仰せのことは恐れ入りました。我々家財を売ってもお受けいたします」という。「最早今となっては聞き入れられぬ」と自分が返すと、「何とぞ後生故に、思い止まり下さい」と涙ながらに頼むので、刃物を鞘へ納めた。すると、新右衛門は腰が抜けた様子で這うように前へ出てきて言った。「私が御代官を務めながら、このように行き届かないことになりました。せめて私の首を切って江戸に送ってほしい」とのことだったが、「この度のことは、一同が私欲のみをもって、これまで地頭を軽んじてきたのが原因だ。自分は隠居の身だから、すでに世の中へ望むことはないゆえ、自分がどうなろうと大勢が助かり、丈助も夢酔が死んだと聞けば、もしものことがあっても事が軽く収まるだろうと思ってこうしてやってきたのだ。一同必ず身命に替えて調達するというのなら、証文を書け」と言ってやると、すぐに連名して出したので受け取った。
 「金子はいつまでに用意しましょう」と言うので、「明日の四ツ時まで」と答えると、「かしこまりました」ということになり、喜三郎も重ねて一同へ「万が一間違ったことになったら、私は切腹するので、精を出すように」と厳しく脅した。すると皆怖がって、翌日の四ツ(十時)前には三方に乗せた五百五十両出したので、その後は帰国の間、江戸嶋屋まで五十両を預かるという約束にした。
 孫一郎が暮方の三百三十両を来年は二百両にしてくれと言い出したが、「少しも減らすことはできない」と突っぱねてから、「猪山勇八に一昨年から四百両ほどの横領があるから、詮索したいので当人を寄越してくれ。この件は是非とも聞き届けてくれるように」という一同の訴状があったので、「用が済んだら引き渡そう」と聞き届けた。すると勇八が震えていたので、悪いようにはしないから安心していろと言い聞かせた。それから村方でこれまであれこれと敵対したものにそれぞれ罰を与えて水呑(百姓)へ落とし、江雪以来の古百姓へ役儀を言いつけ、今回金を用意した者は残らず名字をゆるしてやった。代官へは居屋敷荒地壱ヶ年九斗余りを処し、それぞれ羽織上下を遣わした。夕方になってようやく処理が終わり、「明日は京都へ見物に行くから、人足を出して先触れをするように」と指示を出し、さらに「江戸から持ってきた道具は残らず持ち出すように」と言いつけて支度させてから、「勇八郎はまだ仕事が残っているので、京都から帰ってきてから引き渡す」として、「供をしろ」と其の晩は皆で打ち解けて話をした。すると、村方の宇市・源右衛門という二人が願書を出してきたので確認すると、孫一からの証文ありの金百五十両を、この暮れに渡すという書き付けだったので、代官に言いつけて「年延べさせろ」と申し渡した。
 二人ともあれこれと言ってきたが、自分が出ていって「その書き付けを見せろ」と取り上げ、燭台の火にかざして見る振りをして焼いてしまった。両人とも色を変えてぐずぐずと言うので、「自分がすることにあれこれと言うのはどういうことだ。お前たちはこれまで自分に刃向かっていたが、格別の勘弁を当たるには、あまりに不届きな奴らだ」と脅してやったら大いに怖がったので、「この証文は夢酔(自分)が貰っておく」といいおいて座敷へ入った。両人とも「恐れ入りました」と早々に帰っていったので、結果百五十両を一言で踏み倒した。なんでも人は勢いが肝心だと思ったものだ。
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