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「夢酔独言」60

どうも最近愚痴っぽくていけません(^_^;)。

後悔せずとも反省はしないといけませんわな。

             金談のかけひき・虚々実々

98 自分はいっこうに構わず、御紋服を着て中間を一人連れ、時々様子を見にいくと一同隠れていた。
 それから自分が連れて行った侍の一人・堀田喜三郎という男に言いつけて、毎日昼前に「大学」「孝経」(書物)の講釈をさせ、自分も聞きつつ新右衛門連中にも聞かせた。
 新右衛門は実気(おそらく真面目等の意味と思われる)の者で、大いに喜んで色々内緒で金談もすると言った。今に騙して百姓どもに泡を吹かせて金を出させてやろうと思っているので、逗留中は特になにもせず慎んでいたが、ひぜん(なんらかの疾患と思われる)ができて困ったので、毎日伊丹の小山湯へ入りにいっては、付け置いた間者に村方の様子を報告させていた。どうやら村方で色々悪巧みしているらしいとのことだったので、そのまま知らぬふりをしておいた。
 しばらく日にちがたったので、大阪へ行き、以前に江戸で世話をした男である、町奉行・堀伊賀守の用人下山弥右衛門を訪ねた。孫一郎の家のこともよくよく知っている男なので、内談して村へ帰った。すると代官が、「お前は大阪の誰のところにいったのだ」と訊くので、「伊賀守は元相弟子だから訪ねてきた」と答えると、「それは」と言って怖がっていた。二・三日過ぎると、大阪から大勢供回りの使者が来て、伊賀守の口上を述べて箱肴やその他色々なものを送って寄越したので、村中が肝を潰し、「夢酔様は御奉行様と御懇意だ」と言って、それからは竹槍や取り巻きを止めたが、おかしくてならなかった。
 その肴を村役の者へ分けてやり、他の物は代官の親戚へ配ってやったが、村中で「御奉行様の御肴だ」と言って戴いたとのことだよ。

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