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「夢酔独言」59

これもペースから言って、書き始めを前倒しすることになりそうな…。

自分のやる気の問題が一番大きいんですが(´・ω・`)


            御願塚村での金談

97 それから翌日、大阪から二里半離れた御願塚という孫一の村方へ行った。
  代官の山田新右衛門という家へ逗留して、江戸での一件を話し、翌日一村の者を呼び出して金談をした。その時、代官が言うには「地頭の高五百石の村方で、用立金が七百両あまりあるので、なかなか御入り用の金子は用意できない」とのこと。
 自分が江戸で用人、孫一郎へも確認したところ五百両はあるとのこと。その積もりになって来たら話しが大きく違うので、その日はそれまでにして村方一同を帰したが、大いに困惑した。しかし、できない話しではなかろうと思ったので、村方を四・五日ばかり毎日ふらふらと見て歩いたが、村中残らず立ち入りができなかった。少し落ち着いたので、逗留中の代官へ聞くと「これまでは出役の役人が来ると、供一人を連れてきて、毎日十八匁ずつかかっていた」と言う。自分は上下五人で諸事倹約し、肴を出されても食さず、代官の母親へ持たせてやり、毎日毎日一同共に厳しく倹約を言い渡して、供の者へはそれぞれに手当を出し、内々に酒食をさせているので、入用が五人で十匁だと嬉しがっていた。それから金談をせずに、大阪へ折々行って遊んでは村方の様子をこっそり聞いてみると、「金を出さずに、退屈させて追い返す手を使う」と聞いたので、毎晩毎晩新右衛門始め子供たちまで残らず呼び集め、昔からの名将知勇人の話を聞かせた。皆喜んで、夜の更けるまで聞き入って寝るを繰り返していたが、ある日また金談を切り出すと「金がない」という。その時もそのままにしておいたら、江戸から連れて行った猪山勇八という男が勝手に色々金子のことを強談した。そのせいで村方が騒ぎ立て、毎日村中が集まり評議し、ある時自分の旅館を取り巻いて色々雑言を言って竹槍を持ち出してきた。すると供の者が怖がって「江戸へ帰る」と言い出してので叱ってやった。
 それから毎日村内の寺に集まっては鐘を突き、押し寄せてくるようになった。みんな猪山が馬鹿なことをしたからだ。

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