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「夢酔独言」42

自分が参考にしている原本は

後半三分の一が「平山先生遺事」という別の本なんですね。

執筆予定の時代小説には、この平山先生も当然出すつもりなので

こっちの書き下しも終わってからになりますか…。

「夢酔独言」は残り三分の一くらいなんですがね。

          寄せ加持

76 ある日、小倉主税宅で神田黒門町の仕立屋にあったが、こいつはかげ富の箱見(富くじの予想のことか?)をするやつだった。自分が懇意にしている徳山主計という人が大変富(くじ?)が好きで、南平に富(の予想?)を頼んだので、「今日は富の日だから寄加持をする」といって、それを聞こうと大勢が主税宅へやってきた中に、その仕立屋もいた。寄せ加持を始めようとした頃合いに、自分がそうと知らずにいったところ、大勢人がいるからなんだろうと始終の様子を見ていた。すると南平が女を呼び、種々祈りつつ護摩を焚いてから、女の中座に幣束を持たせて神いさめを始めた。少しすると「今日は六の大目、富は何々番がいい」と女が口走ったので、一同が嬉しがった。
 それらを終えてから、自分が南平に「初めて見て恐れ入った。しかし、これは自分にも出来るだろう」と言ったところ、仕立屋が口を挟んできて「勝様はそう仰せではあるが、なかなか簡単には寄せ加持はできません。色々と法があるのです」と言うので、「それはもっともだが、考えても見ろ。南平はどこの国の馬の骨だか知らないが、あのようにできる。自分は生まれながらの旗本で身分も尊い。その自分が一心に祈ったら、神から速やかに納受があるだろうと思うから言うのだ。南平に訊いているのに、おぬしが出過ぎたことを言うとは失礼だろう」と叱った。すると仕立屋が言うには「貴方様にはご無理だ。神事には法というものがあります」とさらに色々ぬかしたので、「話ばかりでは無益だから、手前は自分の前に出て礼をしろ。自分がゆるすと言わないうちに手前の頭が上がったら、自分は手前の飯炊きになってやろう。さあやれ」(要するに、法力?で頭を上げなくしてやるから体験しろということ?)と言ったら、周りの者たちが自分の剣幕を見て取り、取りなしたのでそれは赦した。だが「なんにしても、それだけ出来るというのなら、直に寄せ加持をしてみろ」ということになり、水を浴び、先の女の前で祈ったら、南平のしたとおり色々と口走った。それを終えてから、高慢を言って家に帰ったが、それからというものみんなが南平に頼むと金がいるので自分ばかりに頼むようになった。
 徳山の妹を一度寄せてくれと主計が南平に頼んだら、「生霊がついているので、二三日その生霊を放さなくてはいけないので、金が五両ほどかかる」と言われたと主計が言うので、自分が三晩懸けて放してやった。
 それが発端で南平が自分を恨んで仲が悪くなった。賭け富でも九十両、徳山と一緒に取ったし、それから十両や二十両は何度も取ったことがある。

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