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「夢酔独言」31

長編一本上げて放心してたのはいいんですが(?)

よく考えたら、HPの習作と移植がどっちも止まっていることに今更気付きました(-_-;)

再始動せんといけませんな。

       再び小林隼太がこと

57 それから江戸へ帰ると、近藤弥之助の内弟子・小林隼太が男谷の方へ改流していたが、暴れ者のせいで皆が怖がり、そのせいで相弟子たちを馬鹿にしていた。そのように自分へも話があったので隼太を懲らしめてやろうと思っていたが、しばらく風邪を引いて寝ていたので、しばらくそのままとなった。
 ある日、体調が良くなったので寒稽古にでると小林も来ており、「勝様、一本願いたい」と言うので、「見たとおり、しばらく風邪を引いて寝込んでいたので月代も剃らないでいる位なのだが、折角なので一本やりましょう」となった。先に二本先取してやると、小林が組み付いてきたので、腰車に投げて仰向けになったところを、腹に足を乗せて喉を突いてやった。
 すると起きあがった小林が面をとり、自分に向かって「侍を土足で踏みつけて、ただで済むと思っているのか」と抜かすので、「これは貴公の言葉とは思えない良いことを言う。最初の立相(原文ママ)の時、未熟であるから御教授願いたいと言っていたので、侍の組打に勝つにはこのようにするのだと見せたのだ。なにか言いたいことはあるか」と言ってやると、「もっともです。一言もありません」と言った。
 その後、自分を闇討ちにするつもりでしばらく付け回していたが、時々油断をついて夜道できりつけられたものの、羽織をたまに少し切られることはあっても、傷をつけられたことはなかった。それからも色々と手出しをしてきたので、自分も気をつけていた。ある時、年末に親類へ金を借りに行った際、道の横町から酒の勢いで飛び出してきた小林が、いきなり自分の鼻先に刀を抜いて突き出した。
 昼間の往来で人も見ているから、わざと壊手したままで「白昼になまくらを抜いてどうする」と言ってやると、「この刀を買ったのですが、切れるものか切れないものか見て下さい」と言うので、よく見てから「骨くらいは切れるだろう」と言ってやると刀を納めたので、そのまま別れた。人が大勢立ち止まって見ていたが、古今の滅法界者(無法者)だ。
58 十八の年に身代を持ち(結婚のこと)、兄屋敷の土地へ家を建て、そこへ移った。その時、兄から借金三百両ほどの証文と家作代を家見に貰った。父親からは家財道具一式を貰い、借金もなくなったので喜んでいたが、色々居候の人間も多かったので、しばらくするとすぐに借金ができた。
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