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「夢酔独言」28

執筆できない時間に、ポメラで書いた物をUP。

うお~進まねえっス~。

        十八歳・信州ゆき

50 十八の年にまた信州へ行ったが、その年は兄の体調が優れなく、榊木という村の見所場の検見を自分にさせた。出役して(以下知識不足で翻訳出来ないためほぼ原文)一番悪処の場へ棹を入れて取置の時、もみ壱舛二合五勺あったから、六合五勺の取置を言いつけると、百姓一同が喜んでいた(ここまで。年貢の評定でお目こぼしかなにかをした模様)。
この月、陣屋元の郡代百姓のところへ、上州の仁田万次郎の近親・桜井某という家来がやってきて喧嘩となり、刀を抜いて百姓を一人切った。
 騒ぎになったので、大勢でかかって召捕に出たが、二尺八寸ばかりの刀を真っ向に振りかざし、群代の門に入ってくるものを切りつけてくる。役所から二・三人ばかりが現場に行き指揮をとったが、皆怖がってただ喚くばかりなので、兄が自分に「いって取り押さえろ」と命令した。それから一目散に飛んでいったものの、門とその犯人の間が四尺しか離れておらず入りようがないので、どうしたものかと眺めていると、エタが「私にまかせろ」と六尺棒を一本投げつけた。相手がそれを二つに切って、再度刀を振り上げるところにつけ込んで組み付いたが、そのエタは腰下から股までを切られた。
 その時、自分が砂を掴んで相手の顔へぶつけてやると、相手は砂が目に入りうつ伏せになったので、そこへ先ほどのエタが襟を掴んで引き据えた。さらに二・三人のエタがかかって縛り上げ、陣屋の牢へ放り込んだ後は、上州の仁田との話し合いになった。
 切られたエタは榊木の者だが、解決の褒美に七人扶持を公儀から一生もらった。怪我をして体が不自由にはなってしまったが、強い奴だった。
51 それから検見にあちこちへ行った。そのうちに江戸で母親が死んだという知らせが来たので、仕事をまとめて江戸へ向かった。その途中、夕方の信州追分で、五分月代の男が馬方の陰に入り、その下に隠れているのを兄が見つけ、自分に「捕まえろ」と言うので、駕籠の脇から十手を抜いて駆け出した。するとその男は一目散に浅間山の方へ逃げたので追いかけていった。いよいよ追いつくとなったところで「お役人様。お見逃し下さいませ」と二尺九寸の一本脇差をそり返して言うので「見逃すわけがないだろう」と近づくと、その男は刀を抜こうとしたが、来ている引き回しの裾へ小戻がひっかかった。それでも一尺ばかり抜いたが、すぐに自分が飛び込み、相手の柄を捕ったまま宙返りをすると、相手も諸ともに地面へ転がった。そいつが自分の上になったが、そこへ平賀村の加籐次という取締が駆けつけて、そいつの頭を掴みひっくり返したので、その間に立ち上がった自分が十手で散々に殴りつけた。それから縄を打ち、追分の旅宿へ戻った。
 その後、上田・小諸から追々代官・郡奉行が男を貰い受けにきた。話を聞いてみると、その男は小諸の牢に二百日ばかりいたが、ある晩に牢抜けをして追分宿へやってきた後、女郎部屋で金を強請り、一両をとった帰り道だったという。
 音吉という子分が百人もいる博打うちだと役人が教えてくれて、大名に引き渡すと首がなくなるというので、中の条の陣屋へ送った。その後、兄がこの男が差していた刀をくれた。池田鬼神丸国重という刀で、二尺九寸五分あり、自分の差料にした。
52 それから碓氷峠で小諸の家老の若輩が、休息所で不礼を働いたというので、塩沢円蔵という手代と自分の二人でそいつを取り押さえ、その家老の駕籠へとぶつけてやった。
53 上州の安中でも、地元の剣術使いが、常蔵という中間の足を白鞘の刀でいきなり切りつけたことがあったが、その時も自分が二人がかりで打ちのめし、縛ってやった。宿役人に引き渡すと、酒乱の気がある奴だとのことだった。
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